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消防・救急デジタル無線用受令機のインカム・トランシーバー・無線機一覧

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消防・救急デジタル無線用受令機

消防・救急デジタル無線用受令機

デジタル化された消防無線とは

消防無線とは、消防本部や消防隊などで利用される業務用無線機のことです。
車両に積む車載型、消防隊員など持つ携帯型などがあります。
消防無線は、平成28年5月末までにデジタル化が行われました。
その背景として、よりスムーズな通信と個人情報漏洩の予防が挙げられます。
アナログ無線機は電波干渉やノイズ、混信が発生しやすい欠点がありました。

そのため、スムーズな通信がしにくく、重大な連絡が届かないリスクがあったのです。
また、アナログ無線機は電波傍受がしやすく、以前は多くの人が周波数を合わせて受信をしていました。
そのため、災害情報を早く確認できるというメリットがありましたが、通信内容に個人情報が含まれていると、情報漏洩のリスクも発生していました。
そのため、デジタルへの移行は必須だったといえるでしょう。

消防無線として使いたいデジタル無線機とその特徴

通信距離が伸び、広域通信しやすい

デジタル無線機は、アナログ無線機と異なり、電波が直線的に飛びます。
ロスが少なく、より遠くまで届くという特徴があり、特に見通しが良い場所同士での広域通信を得意としています。
アナログ無線機は「簡易業務用無線機」でも5kmほどの通信距離だったのに対し、デジタル無線機なら10kmほど届く機種もあるのです。

混信が起こりづらい

デジタル無線機は、アナログ無線機よりもチャンネル数が多く、混信が起こりづらい仕組みです。
さらに、ユーザーコードや秘話コードなどを用いた「秘話モード」も搭載されており、同機種でも暗号化された会話ができます。

音声がクリアで聞きやすい

デジタル無線機は、マイクが拾った音声を一度他の形式に変換した後、送信します。
その際にノイズを切り捨てて変換しているため、相手に届く音声はクリアです。
非常時なのに、相手が何を言っているかわからない、聞き取れないといった事態を防ぐことができます。

購入制限により、情報漏洩リスクに強い

現在の消防無線は、消防関係者でなくては購入できなくなっていることがほとんどです。
一部の機種では、紛失時に拾った方が悪用できないよう、遠隔で使用不能にする信号を送受信することも可能です。
そのため、デジタル化された消防無線は、情報漏洩のリスクが一層下がっているといえます。

IP無線の導入も

消防無線のデジタル化の際、用いられるようになった無線機の一つに、IP無線機があります。
IP無線機は、電話回線を利用して通信を行うデジタル無線機です。
そのため、通信距離が従来の無線機とくらべて非常に長く、しかも災害時でも混信や通信障害、通信制限が起きにくくなっています。

一方で、月々の通信料金や本体のコストと、費用が高く付きやすくなっているのがネックです。
限られたエリアのみでの使用なら、従来のデジタル無線機でも十分に通信が可能でコストを抑え安い機種もあるので、用途を確認し、比較して選びましょう。

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