2022.12.27
インカムの声が聞き取りにくい!その原因と対処法について
無線機を導入したものの、インカムを付けると聞き取りにくいトラブルが発生することがあります。
インカムが聞き取りにくい場合に考えられる主な原因や、原因ごとの対処法をご紹介いたします。
また、聞き取りやすさに重点を置いた、おすすめのインカムについてもご説明していきます。
インカムが聞き取りにくい主な原因について

無線機を導入して、インカムをセッテイングしても、声が聞き取りにくく通信しづらい状況になることもあります。
インカムが聞き取りにくい場合に考えられる原因は主に3つあります。
一つ目は無線機本体の問題です。バッテリーやコードの断線が考えられます。
二つ目は、ヘッドセットを着けている位置が悪いため聞き取りにくくなっていることが考えられます。
三つ目はチャンネルやグループが適切ではなく、そして最後に考えられる原因は、電波が弱いことです。
聞き取りにくいときの対策


聞き取りにくい原因が判明したら、適切な対策を行うことで、状況が改善することがあります。
本体に問題がある場合
トラブルになっている機器とは違う機器とインカムをそれぞれ準備します。
付けたり外したりしてみましょう。
そうすることによって問題は本体にあるのか、インカムにあるのかがはっきりします。
本体そのものに問題があると考えられる場合にはオールリセットをしてみます。
それでも聞こえにくい場合には、トランシーバーのメーカーや、購入店舗へ問い合わせ、修理依頼が必要です。
ヘッドセットの位置が悪い場合
ヘッドセットを利き耳ではない耳に付けている場合には、聞き取りにくくなることもあります。
利き手、利き足といった言葉があるように、実は耳も、右と左で聴き取りやすさが違っているのです。
何気なく電話をした際、受話器やスマートフォンをあてている方の耳が利き耳だと考えられています。
どちらの耳が効き耳か分かったら、そちらに装着することで解決できることもあります。
また、マイクとの距離も考える必要があります。あまりにも近くても遠くても聞き取りにくくなります。
交信をする相手のマイクの位置もチェックしてみましょう。
電波が弱い場合
電波が届くとされる範囲内にいても、途中で遮蔽物や高い建物等があり、交信の電波が弱い場合には、聞き取りにくくなります。
また、天候等によって聞き取りにくくなることもあります。
電波が弱いと感じたら、まずは場所をできるだけ移動してみることで解決できることもあります。
また、スケルチを調整できる無線機の場合は、ノイズがひどい状態はスケルチを上げてみましょう。
ノイズがカットされクリアに聞こえるようになるでしょう。
チャンネルやグループがあっていない場合
ャンネルやグループが合っていない場合には、他の機器と同じチャンネル、グループ、トーンに変更してみましょう。
チャンネルは合っていても、グループ、トーンが異なると同じチャンネルなのに聞き取れないことになりますので、チェックしておきましょう。
インカムが聞き取りにくいあなたへ、おすすめインカム紹介
インカムが聞き取りにくいトラブルが頻発するような場合には、高音質のインカムを購入することも検討してみましょう。
さまざまな環境や場面でも聞きとりやすい、高音質が特徴のインカムを3つご紹介いたします。
各タイプオススメのIPトランシーバー
IC-4110
■IC-4110の特徴
・400mWの大音量
・防塵・防水性能IP54
・乾電池での長時間運用可能

IC-4110は400mW出力の大音量となっています。
音量が大きくてもクリアな音質で通信することができます。
防水性能だけではなく、粉塵や砂などからの防護性能がある、IP54規格となっていますので、雨はもちろんのこと塵や砂埃が心配な屋外での作業現場や、アウトドアでも使うことができます。
単3形アルカリ乾電池3本で最長80時間という長い時間の運用をすること可能であり、別売りのリチウムイオンバッテリーパックを装着することで、繰り返し充電して使用することもできます。
BONX GRIP
■BONX GRIPの特徴
・デジタルノイズキャンセリング
・最大10人まで同時通話可能
・両手を使わずに通話が可能

BONX GRIPはデュアルマイクによるノイズキャンセリング機能が搭載されているので、風の音等が気になるアウトドアでもハイクオリティな音質を楽しめます。
。さらに開放型なので、車の接近に気付くことができます。
持っているスマートフォンにアプリをインストールして、Bluetoothで接続することで、最大10人まで同時に話すことが可能です。
電話のように通話できるだけでなく両手を使わずに声を出すだけで会話することが可能なので、手ぶらで話すことができます。
Withcall Biz
■ Withcall Biz の特徴
・全国どこでも通話が可能
・特定小電力トランシーバーと通話できる
・軽くてコンパクト

Withcall Bizは、KDDI回線のSIM(4GLTE)が入っていますので、携帯電話の通信エリア内であれば、全国どこでも通話が可能となっています。
一斉通話ができますので、大きな施設内や、広い範囲で開催されるイベントなどにも適しています。
持っているスマートフォンにアプリをインストールして、Bluetoothで接続することで、最大10人まで同時に話すことが可能です。
電話のように通話できるだけでなく両手を使わずに声を出すだけで会話することが可能なので、手ぶらで話すことができます。
そしてアンテナが内蔵されており、従来のモデルと比べて半分の高さというコンパクトサイズなので、持ち運びやすいのも強みです。
電波対策はIP無線機で対策を検討
インカムの声が聞き取りにくい場合には、本体やイヤホンに問題がある場合や、ヘッドセットやマイクの位置、通信環境といったいくつかの要因が考えられます。
原因が分かったら対処をしてみましょう。
また、聞き取りにくいトラブルが多発するようでしたたら、高音質の音声で通信できるイヤホンも登場していますので、新たに導入することも検討してみましょう。