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TOP > ウェブマガジン > 業務用に使うインカムはどう選ぶ:種類と選び方について
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業務用のインカムは種類が多く、どれが良いのかわかりにくい人は多いのではないでしょうか。

ここでは、そんなインカムの選び方についてお話しましょう。

さまざまな業務、イベントでインカムは活用されています。

ボタンひとつで即座に通信が行えるので、携帯電話よりも素早く通信が行うことができるため作業の円滑化に大きく貢献してくれます。

ただ、業務用に使う無線機は種類が多くどれが良いのかというのはわかりにくいです。

そのため、ここでは業務用のインカムの選び方についてお話しましょう。

インカムを業務用にすることでどんなメリットがある?

インカムを業務用に用いる場合、大きなメリットは主に2つです。

一つは複数人と会話ができること、もう一つは携帯電話よりも耐久性が高いものが見つかりやすいという点です。

この2つについてお話しましょう。

双方向通信で複数人と会話ができる

インカムは、元々「インターカムシステム」の略称です。

「インターカムシステム」は有線で親機(メインステーション)と複数の子機をつなげるもので、複数人が同時に話せる双方向通信が特徴となっています。

インカムとして作られているトランシーバーにもその特徴が受け継がれており、双方向通信が可能で、複数人が同時に話せるといったメリットがあります。

コミュニケーションが円滑になり、多数の従業員へ瞬時に情報共有が可能です。

そのため、効率が求められるような医療現場や工事現場では大きな助けになってくれるでしょう。

耐久性が高いものが見つかりやすい

通信をするだけであれば、携帯電話のほうが通信距離が多いこともあり、インカムのメリットが感じにくいと思うかもしれません。

しかし、インカムはハードな環境での業務用に設計されたものも多く、耐久性が優れていることが多いです。

防水・防塵性能が高く、水没しても問題なく通信に使えたり、砂が機械の内部に入るのを防いだりするほど優れた耐久性能を誇るインカムは多く、屋外でも問題なく通信できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

業務用インカムは主に3種類

業務用インカムは、主に下記の3種類です。

トランシーバーや無線機と付いていますが、双方向通信機能を備え、ヘッドセットを付けられるタイプがあります。

同時通話の無線機は、基本的にどんな現場でも活躍してくれますが、以下の職場で大きく貢献してくれるでしょう。

特定小電力トランシーバー

特定小電力トランシーバーは、資格や免許が不要のため、誰でも扱えます。

小型で扱いやすく、最大500メートル内での通信が可能です。

遮蔽物の影響を受けやすいですが、費用も安く導入しやすい、出力が低いためバッテリーも長持ちするなど、さまざまなメリットがあります。

飲食店やアパレルショップなど、屋内店舗で使うことが多いでしょう。

簡易業務用無線機

5kmまでという広範囲で使用可能なのが、簡易業務用無線機の特徴です。

遮蔽物の影響は多少ありますが、屋内や屋外を問わず使えます。

ただ、資格は不要なものの、場合によっては免許が必要になり、特定小電力トランシーバーよりもサイズが大きいです。

また、バッテリーも消費が多いというデメリットがあります。

大規模な施設の警備管理や、屋内外イベントの運用などで使用されています。

IP無線機・LTE無線機

IP無線機・LTE無線機は、資格や免許が不要で、より広範囲で通信できるのが特徴です。

携帯電話の通信網を利用しているため、携帯電話の電波が入る場所であれば、どれほど離れていても問題なく会話ができます。

5kmを超える範囲で連絡を取り合いたいときや、市や県を跨いで大掛かりな業務・イベントを行うときなどに向いています。

業務用インカムの選び方は?

業務用インカムは、種類も製品も豊富にあります。

ここで、選び方のポイントを押さえておきましょう。

通信可能距離で選ぶ

業務用インカムの通信可能距離は、それぞれ異なります。

特定小電力トランシーバーなら500mまで、簡易業務用無線機なら5kmまで、IP無線機・LTE無線機なら全国どこでも、となっています。

また、遮蔽物への影響も、受けやすいものと受けにくいものがあります。

「業務用インカムを導入したのに、連絡が滞ってしまう…」という事態に陥らないよう、店舗やイベントなどの範囲や遮蔽物の有無を確認して、合ったものを選ぶことが大切です。

コストで選ぶ

業務用インカムは、種類や製品によってかかるコストが異なります。

基本的には、通信可能距離が長く、多機能なものほど高くなりがちです。

また、簡易業務用無線機は免許取得や登録などのコスト、IP無線機・LTE無線機なら、通信料といったコストも発生します。

通信可能な距離は大切ですが、長ければ良いというわけではありません。

購入費用や維持費など、全体でどの程度かかるのかも比較する必要があるでしょう。

利用シーンで選ぶ

業務用インカムには、それぞれ業種に対する向き不向きがあります。

例えば完全防水、防塵機能を有していても、屋内で使用する場合は不要です。

軽量なものほど持ち手の負担が少なく、医療や介護といった業種や、女性の多い職場に向いているでしょう。

屋外で業務用インカムを使用する業種なら、雨風があるため、防水や防塵が施されたものでなければなりません。

業務内容次第では、多機能でなくても良いでしょう。

しかし、VIP客の対応を行う宿泊業や警備といった業種では、秘匿性の高い通話が可能な多機能な業務用インカムも視野に入るはずです。

オススメの業務用インカム

ここでは、業務用に最適なインカムについてご紹介いたします

IC-DPR7S

■IC-DPR7Sの特徴

・大手メーカーのアイコム製製品

・大音量スピーカーを使用しているので騒音環境でも聞こえやすい

・工事現場やイベント会場で活躍できる業務用インカムです

アイコム製のデジタル簡易無線です。

大音量のスピーカーを実装しており、騒音の多い環境でも通話が聞こえやすいのが強みです

アイコム製のデジタル簡易無線です。

UBZ-LS20

■BUBZ-LS20特徴

・ケンウッド製業務用インカム

・バックライト機能付きで夜間の業務用インカムに最適

・電波状況も確認できるので通信状況が把握しやすいのも魅力

ケンウッド製のデジタル小電力トランシーバーです。

バックライト機能を実装しているため、夜間警備を始めとした暗所での業務用インカムとして活躍してくれるでしょう。

また、ロングアンテナが必要になりますが、使用すれば最長1.5km離れた相手とも通話できるため、通信距離も広いです。

携帯電話のように電波の状態を確認できるため、業務上連携が必要な職場でも通信状況が把握しやすくなるのも魅力の一つです。

業務用インカムの導入で業務を快適に

業務用インカムは、さまざまな業種・イベントで利用されています。

離れている場所では、どうしても連絡が滞り、コミュニケーションが不足したり、業務効率が起きたりします。

トラブルが起きたときにも、対応が遅れてしまうリスクがあるでしょう。

業務用インカムは、双方向通信が可能な、ヘッドセット付のトランシーバーです。

距離が離れていても会話できるだけでなく、複数人で会話できる、音が周囲に漏れないなどのメリットがあります。

現在、連絡遅延のトラブルを抱えているのであれば、快適な業務をサポートできる業務用インカムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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