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IPトランシーバーとは?特徴や料金相場、おすすめ機種を紹介

CHECK

IPトランシーバーは、無線機の中でも特に広範囲の通話ができるトランシーバーです。

業務用無線や特定省電力トランシーバーではカバーしきれない距離の連絡を行なう場合にIPトランシーバーは活躍してくれるでしょう。

しかし、コスト面や機能面から考えると、必ずしもオススメというわけではありません。

ここでは、そんなIPトランシーバーについて種類や特徴、料金相場と言った基本的なことや、おすすめの機種についてご説明していきます。

IPトランシーバーの特徴

IPトランシーバーの特徴は、大きく分けると5つあります。


・エリアが広い

・免許が不要

・混信しにくい

・山奥だと繋がりにくい

・コストが高くつきやすい


IPトランシーバーは、電波を直接飛ばして通信するのではなく、携帯電話会社の通信網を用いて、データ化した音声を送受信し、会話を行います。

そのため、携帯電話で通話ができる場所ならIPトランシーバーも同様に通話が可能であり、その日本全国のほぼどこにいても通話ができます。

また、電波を直接飛ばすわけではないので電波法に抵触しません。

したがって、特定省電力トランシーバーのように、免許も申請も必要ありません。

そして、上述したように、電波ではなくデータを通信するため、電波の混信が発生しないのも、IPトランシーバーの強みです。


しかし、その一方で、従来の無線機のほうが強みを発揮するケースもあります。

たとえば携帯電話が圏外になりやすい山奥や人里離れたところでは、電波を直接飛ばす無線機のほうが通話がしやすいです。

また、月々の通信量が発生するため、ランニングコストで考えるとIPトランシーバー高く付きやすいです。

したがって、使用する場所によってはIPトランシーバーの強みが全く活かせないばかりか、余計にコストがかかるということもありえます。

IPトランシーバーの種類と利用シーン


IPトランシーバーは、利用シーンを考えて使用することで、従来の無線機よりも優れた使い勝手を発揮します。

そんなIPトランシーバーには様々な種類があり、シチュエーションに合わせて使用が可能です。

ここでは、IPトランシーバーのタイプと、オススメの使用シーンについてお話しましょう。

ハンディタイプ

名前のとおり手で持てるハンディタイプは、最も汎用性の高いIPトランシーバーです。

携帯しながら移動できるのが特徴であり、携帯電話感覚で使用できるのが強みです。

近年のトランシーバーは小型軽量で耐久性も高く、屋内、屋外問わず使用できるものが多いのが特徴です。

バッテリーは機種によって異なりますが、およそ12~20時間使用できる物が多いです。


ハンディタイプのIPトランシーバーでオススメの使用シーンは、大型の野外フェスや駅伝大会といった超広範囲に渡るイベントです。

こうしたシーンでは業務用トランシーバーの通信範囲を超えていることが多く、使用範囲が限られるケースが多いです。

しかし、IPトランシーバーなら携帯電話が通じる範囲での行動に限りますが、何百キロと離れていても通信が可能です。

車載型

車に乗せる車載型は、運転中に活躍してくれるIPトランシーバーです。

車の電源を使用するので、ハンディタイプと違って充電の必要がありません。

また、車載型のIPトランシーバーはハンズフリーで使用できる機能が備わっています。


本来、道交法によって運転中に手を使って行う通信は禁止されています。

よって、携帯電話はもちろん、IPトランシーバーでも運転中の使用は原則禁止です。

しかし、ハンズフリーで使用できるのであれば道交法の対象外となるので、安全かつ効率的に通信が可能です。


車載型のIPトランシーバーは、主に長距離移動が必要なシーンで活躍してくれます。

例えば、高速バスや長距離運送、あるいは幼稚園の送迎バスなど、人や荷物を載せて走る業種との相性が良いです。

IP無線アプリ

携帯電話をハンディタイプのIPトランシーバーのように使用できるのが、IP無線アプリです。

こちらはスマートフォンに専用のアプリをダウンロードすることで携帯電話でトランシーバーと連絡が可能になったり、同時通話ができるようにしたりといったことができます。


特徴としては、ダウンロードしてすぐに使用できるので、最も早く活用できるということや、本体を購入する必要がないので価格を抑えやすいということです。

IP無線機は高額な機種が多いため、トランシーバーアプリで下図を補うことで、大幅なコストの削減に繋がります。

しかし、携帯電話のバッテリーが切れれば当然使用できなくなるため、長期の使用は難しいです。


オススメの利用シーンとしては、ハンディタイプのIPトランシーバーと同じです。

バッテリー対策として、モバイルバッテリーを所持していると、より長く使用できます。

IPトランシーバーの値段・料金の相場

IPトランシーバーのネックとなるのは、主にコストです。

ここでは、IPトランシーバーにかかるコストについてお話しましょう。

購入にかかる値段・料金の相場

基本的に、IPトランシーバーの価格相場は90000万円前後となります。

そのため、数を揃えようとする場合、非常にコストがかかってしまいます。

また、月額料金も数千円程度発生するため、ランニングコストもトランシーバーの中では高くつきます。


本体は、IPトランシーバーを取り扱っている店舗によっては相場よりも安く販売していることもありますが、基本的に月額料金は変動しにくくなっています。

レンタルにかかる値段・料金の相場

一方、レンタルだと月額5000~6000円で利用できることが多いです。

月額料金も含まれていることもあるので購入するよりも遥かにリーズナブルに使用できます。


しかし、長期に渡ってレンタルすると、購入する費用用リも総額が高くなってしまいます。

そのため、一概にレンタルがお得とはいえません。

常日頃使うわけではなく、一ヶ月程度のスポットで使用するというのであればレンタルがおすすめですが、今後も毎日使い続けるのであれば、購入をおすすめします。


上述したトランシーバーアプリと併用すれば、IPトランシーバーにかかるコストは抑えやすくなります。

IPトランシーバーはどう選ぶ?

IPトランシーバーを選ぶ基準としては、自分のニーズに合っているかどうかという点が重要です。

基本的に、IPトランシーバーは通信距離がどの機種でも変わりなく、使い勝手もメーカーに寄って多少は違うものの、使いにくいということはほぼありません。

サイズや耐久性、お値段、デザインなど、自分の好みのものを選ぶのがおすすめです。

各タイプオススメのIPトランシーバー

ここでは、上述したタイプ別のIPトランシーバーのうち、おすすめの機種をそれぞれご紹介します。

IP502H

■IP502Hの特徴

IP502Hは、ハンディタイプのIPトランシーバーの中でも特に通信に力を入れています。

別料金にはなりますが、よりサーバーを強化した「ストロングプラン」に加入して使用することで、接続切れの対策が行なえます。

メインサーバーが何らかの問題で機能が停止したとしても、サブのサーバーに切り替わって使用できるため、より確実に通信が可能です。

そのため、リアルタイムでの通信が必須なイベントにおいて通話不能のアクシデントを防ぎやすくなりますのデ、イベントで使用する場合におすすめです。

IP500M

■IP500Mの特徴

車載型のIPトランシーバーでより情報の共有を重視するなら、こちらがおすすめです。

オプションでIPトランシーバーのGPS情報をパソコンやタブレットといった端末で管理できるため、現在位置の確認がしやすく、会話が難しい状態でも現状を把握しやすくなります。

もちろん従来のIPトランシーバーと同じ機能を有しているので、多人数での会話も可能です。

あちこち長距離を移動する高速バスや運送業で使用する際、こちらのIPトランシーバーがおすすめです。

IP300APP

■IP300APPの特徴

IP300APPはアイコム製のインカム「ウィズコールビズ」に対応したアプリです。

このウィズコールビズは、IPトランシーバーの中でも極めてコンパクトであり、防塵・防水性が高いので屋外でも安心して使用できます。

また、アンテナ内蔵型なのでサイズは小さく、重さも154グラムと重みを感じさせない機種となっています。

もちろん、IP300APP同士での通話も可能であり、ウィズコールビズは中継機を使用すれば特定の特定小電力トランシーバーとも通話が可能のため、汎用性に優れています。

まとめ

IPトランシーバーは長所が優れている分、短所も確認しておく必要があります。

長距離でも使用でき、混信の心配も少ないIPトランシーバーは、コストの面がネックとなっています。

しかし、レンタルやトランシーバーアプリの導入など工夫を行えばコストを抑えて数を揃えることは可能です。

将来的に数を揃えたいのであれば、こうしたアプリやレンタルの併用もおすすめです。

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